1916 作詞/W・C・ハンディ W. C. Handy
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これはW・C・ハンディの発表した多くのブルースのうちの一曲で、1916年に出されている。一応作詞曲とも彼に帰属するが、彼がトラディショナル曲を蒐集し編集して仕上げたブルースである。ハンディ編集のブルース曲集《Blues Anthology》には次のように書かれている。
──Beale Street は、公式にはメンフィス市の Beale Avenue のことをさしている。がこの通りの名称を、この曲とその内容に合わせて変えようとの長年の運動がなされてきた。Beale Street に関する書物が少なくとも二冊は出ているが、この通りについての知識のほとんどはハンディの歌詞の珠玉の表現のなかに集約されている。そしてこの歌詞は、喜びから悲しみまでこの通りのすべてを歌いあげる素晴らしいメロディにつけられている。今日、Beale Street とその周辺にはハンディ公園とハンディ劇場があるが、現在でもメンフィスでは、舞台やスクリーンに出てくる黒人は、白人と一緒にいて、しかも何か卑しい役と白人に尊厳を払う態度においてしか出演が許されないのである…
── 本文より
