- 著者
- 村尾陸男
- ジャンル
- スポーツ、評論
- 仕様
- 四六判上製/384頁
- ISBN
- 978-4-88639-805-7
- 発行日
- 1997年7月10日
- 価格
2,000円(税込2,200円)
1,500円(税込1,650円)
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─ 解説 ─
「かつて高校野球で松井秀樹選手は五回敬遠されたがあんなものがスポーツだと言えるのだろうか? あるいは九十六年の巨人中日戦の松井選手四敬遠は? サッカーでも観客が喧嘩をし、選手がグラウンドで乱闘を演じる今、われわれはスポーツ精神やわれわれの精神そのものについてよく考えなければならない時にきている」
『ジャズ詩大全』の著者が’90年代後半に上梓した、スポーツとスポーツ精神について考えわれわれの精神について考える本。
─ 序文より ─
スポーツは本来楽しひものだ。楽しくやるものだ。だが日本では猛練習、特訓の名の下に監督、先輩、上級生によるしごきが跡を絶たない。ファンのスポーツに対する見方も浅い。何故なのか。真のスポーツ精神とは何か。アメリカ、ヨーロッパの例を引きながら、高校野球、プロ野球、オリンピックなどあらゆる日本のスポーツを論じた本書は、日本社会の在り方を批判し、鋭く分析した書物でもある。スポーツ関係者、スポーツに感心を持つ人々に広くすすめたい。
慶應義塾大学教授 池井 優