[Some Sunday Morning]Some Sunday Morning この曲はテッド・ケーラーが作詞し、M・K・ジェロウムとレイ・ハインドーフが作曲したもので、1945年の作品である。これは往年の西部劇スター、エロール・フリンが主演した同年の映画『San Antonio』(Warner)に使われ、なかではアレクスィス・スミスが歌い、アカデミー主題歌賞にノミネイトされたが受賞は逸した。
[Seems Like Old Times]Seems Like Old Times ガイ・ロンバードの弟のカーメン・ロンバードがジョン・ジェイコブ・ロウブとつくった曲で、1946年の作品である。そしてガイ・ロンバードの楽団が演奏して有名になった。
[Pick Yourself Up]Pick Yourself Up ドロスィ・フィールズ作詞、ジェロウム・カーン作曲の1936年の作品で、同年のミュージカル映画『Swing Time』(RKO)に使われた。そのなかでは始まって間もなくのところで、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズがこの曲を歌った。
[My Heart Belongs to Daddy]My Heart Belongs to Daddy コール・ポーターの1938年の作品で、ミュージカル【Leave It to Me!】に使われた曲である。そのなかではメアリィ・マーティンがストリップ風に味つけして歌い、無名だった彼女が一挙に有名になった。
[Moonlight Becomes You]Moonlight Becomes You ジョニー・バーク作詞、ジミー・ヴァン・ヒューゼン作曲で、1942年につくられ、同年の映画『Road to Morocco』(Paramount)に使われた曲だ。そのなかでは主演のビング・クロズビィが歌った。
[Lovely Way to Spend an Evening, A](This Is) A Lovely Way to Spend an Evening シナトラ・ソングの一つで、1944年の映画『Higher and Higher』(RKO)に挿入され、そこで本名で出演した彼が歌った。作詞はハロルド・アダムソン、作曲はジミー・マクヒューで、その前年に書かれたようだ。
[Vie en Rose, La]La Vie en Rose フランスの有名なシャンソン歌手エディット・ピアフが書いた歌詞で、曲はR・S・ルイギィが書いている。ピアフが最初にこれを書いたのは1942年らしいが、ルイギィが曲をつけて’46年にレコードが出され、彼女の生涯最大のヒットになった。
[Kiss to Build a Dream On, A]A Kiss to Build a Dream On バート・キャルマー、ハリー・ルビー、オスカー・ハマースタイン二世の三者の作品で、1951年の映画『The Strip』(MGM)に使われた曲だ。ただこれはキャルマーとルビーのコンビが’35年に書いた曲で、そのときは[Moonlight on the Meadows]というタイトルだった。
[Jitterbug Waltz]Jitterbug Waltz 言わずとしれたファッツ・ワーラーの1942年のワルツ曲で、’78年にリチャード・モールビー・ジュニア(正確には Maltby の t は発音するがほとんど聞こえない程度なのでモールビーと表記する)が作詞している。
[It’s the Talk of the Town]It’s the Talk of the Town この曲はマーティ・サイムズ、アレン・J・ニーバーグ作詞、ジェリー・リヴィングストン作曲の1933年の作品だ。ミュージカル、映画とは関係なく、バンド・ナンバーとしてつくられたようだ。