[Street of Dreams]Street of Dreams サム・M・ルイス作詞、ヴィクター・ヤング作曲で1932年につくられた曲である。ミュージカル、映画とは関係なく、この曲の詳しい資料はあまり見つからなかった。ヴィクター・ヤングがまだ有名でない時代の曲で、最初に歌ったのはモートン・ダウニー Morton Downey(1901-’85)だった。
[Peanut Vendor, The]The Peanut Vendor キューバの曲で、英詩をつけて1931年にアメリカでヒットした、いわばラテン・ヒット曲の草分け的存在である。もともとハヴァナの若いピアニストのモイセ・スィモンが’26年(’28年という表記もあった)に書いた[El Manisero]という曲で、すでにキューバで有名になっていた。
[Moments Like This]Moments Like This フランク・レッサー作詞、バートン・レイン作曲で、1938年の映画『College Swing』(Paramount)に使われた曲である。そのなかではフローレンス・ジョージ Florence George が歌った。
[Stairway to the Stars, A]A Stairway to the Stars マット・マルネックとフランク・スィニョレリのコンビの曲で、のちにミッチェル・パリッシュが歌詞をつけて1939年にできあがった。マルネックとスィニョレリはポール・ホワイトマン楽団のメンバーで、最初これは[Park Avenue Fantasy]というインストゥルメンタルとして完成し、ホワイトマン楽団が演奏した。
[Beale Street Blues]Beale Street Blues W・C・ハンディの発表した多くのブルースのうちの一曲で、1916年に出されている。一応作詞曲とも彼に帰属するが、彼がトラディショナル曲を蒐集し編集して仕上げたブルースである。
[Any Place I Hang My Hat Is Home]Any Place I Hang My Hat Is Home ジョニー・マーサー作詞、ハロルド・アーレン作曲で、1946年のミュージカル【St. Louis Woman】に使われた曲である。その中ではロバート・ポウプによって歌われた。
[Something to Remember You By]Something to Remember You By ハワード・ディーツとアーサー・シュウォーツのコンビが1930年につくった曲で、レヴュー【Three’s a Crowd】に使われた。そこではリビィ・ホルマンが歌った。
[Lover’s Concerto, A]A Lover’s Concerto 原曲が言わずと知れたヨハン・セバスチャン・バッハのメヌエットである。ピアノを始めれば最初の段階で必ずお目にかかる曲で、多くの人が弾いた経験があるだろう。正確にはバッハが二番目の妻アンナ・マグダレーナ・バッハ(1701-’60)に贈った《クラヴィーア小曲集》の中の一曲である。
[You Came a Long Way from St. Louis]You Came a Long Way from St. Louis ピアニストでアレンジャーのジョン・ベンソン・ブルックスの曲で、スィドニー・キース・ラッセルが歌詞をつけた1948年の作品である。最初の録音はレイ・マッキンリーの楽団がやっている。
[You Belong to Me]You Belong to Me ピー・ウィー・キング、レッド・ステュアート、チルトン・プライスの三者のクレディットになっている1952年の作品である。最初に録音したのはジョニィ・ジェイムズで、これが彼女の最初のレコードでもあった。