[Sometimes I’m Happy]Sometimes I’m Happy これはアーヴィング・スィーザー作詞、ヴィンセント・ユーマンズ作曲で1927年のミュージカル【Hit the Deck】に使われた曲だ。そのなかではルイーズ・グルーディ Louise Groody とチャールズ・キング Charles King がこれを歌った。
[Someday Sweetheart]Someday Sweetheart これは黒人ソングライターのベンジャミン・F、ジョン・Cのスパイクス兄弟が1919年につくった曲で、映画、ミュージカルとは関係ない。レブ Reb (Benjamin F.)とジョンは’20年代にロサンジェルスでいろいろな音楽の仕事に携わり、一時はジェリー・ロウル・モートンも入っていたショウ・バンドをやっていた。
[Sleepy Time Gal]Sleepy Time Gal これはミュージカル、映画とは関係なく、オールデン、イーガン作詞、ロレンゾ、ホワイティング作曲で1925年につくられた曲だ。ウクレレ・アイクやカナダのピアニストのヴェラ・ギラロフ Vera Guilaroff などの吹き込んだものがベスト・セラーとなった。
[Shine on, Harvest Moon]Shine on, Harvest Moon これは作詞ジャック・ノーワース、作曲ノウラ・ベイズとジャック・ノーワースで、1908年の【Ziegfeld Follies of 1908】に使われた曲である。そこではノウラ・ベイズが歌い、以後これは彼女の看板の曲になった。
[One I Love Belongs to Somebody Else, The]The One I Love Belongs to Somebody Else これはガス・カーン作詞、アイシャム・ジョーンズ作曲でミュージカルや映画とは関係なくつくられ、1924年にジョーンズ楽団の演奏やアル・ジョルソン、ソフィ・タッカーの歌で有名になった曲だ。
[On a Clear Day (You Can See Forever)]On a Clear Day (You Can See Forever) これはアラン・J・ラーナー作詞、バートン・レイン作曲で1965年10月17日に開幕したミュージカル【On a Clear Day You Can See Forever】に使われた曲だ。翌年ラーナーの書いた脚本とともに楽譜が出版されたので、そのせいでクレディットが’66年になっているようだ。
[Nature Boy]Nature Boy これはイーデン・アーベズという素人のソングライターが書いた曲で、’48年にナット・キング・コールが歌って大きなヒットとなった。それは’47年6月にナット・コールがロサンジェルスで仕事をしているときだったが、ある日、長髪で顎髭をのばした男が訪ねてきた。
[My Shining Hour]My Shining Hour これはジョニー・マーサー作詞、ハロルド・アーレン作曲でつくられ、1943年のミュージカル映画『The Sky’s the Limit』(RKO)に使われた曲だ。そのなかではフレッド・アステアが歌った。
[Moonlight in Vermont]Moonlight in Vermont これはジョン・ブラックバーンとカール・スースドーフの二人による作品で、1944年の曲だ。もともとは電力会社のCMソングとしてつくられたと聞いたことがあるが、それを示す確実な資料は得られなかった。
[Ma, He’s Making Eyes at Me]Ma, He’s Making Eyes at Me これは作詞のスィドニィ・クレアと作曲のコン・コンラッドがエディ・キャンターのために書いたもので、1921年のミュージカル【The Midnight Rounders】でキャンターが歌った。以後明るく天真爛漫な雰囲気のこの曲はキャンターの看板代りの一曲として番組やショウで欠かせないレパートリィになった。