[Cheek to Cheek]Cheek to Cheek アーヴィング・バーリンが1935年のフレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズ主演のRKO映画『Top Hat』に書いた曲で、そのなかではアステアが歌い、また二人が踊った。
[Change Partners]Change Partners アーヴィング・バーリンが1938年のフレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズ主演のRKO映画『Carefree』のために書いた曲である。彼はその前年の’37年(バーグリーン書には’38年とあるがたぶん誤りだろう)の1月に、奥さんと転調できるピアノを車の後ろに牽引して、避寒地のアリゾナ州フェニックスにでかけていった。
[Blue Skies]Blue Skies 1926年12月に開幕したロジャーズ・アンド・ハートのショウ【Betsy】に出演することになっていたベル・ベイカー Belle Baker の依頼をうけて、アーヴィング・バーリンが特別に書いた曲だ。
[Anything You Can Do]Anything You Can Do アーヴィング・バーリンが1946年のミュージカル【Annie, Get Your Gun】に書いたもので、そこではエセル・マーマンとレイ・ミドルトンが歌った。その映画化『Annie, Get Your Gun』(MGM, 1950)ではベティ・ハットンとハワード・キールが歌っている。
[Always]Always アーヴィング・バーリンが1925年に【The Cocoanuts】というショウに入れるつもりでつくったワルツだが、結局使われずに終り、ミュージカル、映画とは関係ない。しかしのちに映画『Christmas Holiday』(Universal, 1944)で使われ、ディアナ・ダービンが歌ってリヴァイヴァルしている。
[All by Myself]All by Myself アーヴィング・バーリンが1921年のパレス劇場のヴォードヴィル・ショウに書いた曲で、そのなかではチャールズ・キングが歌った。しかし大きな成功ではなかったようで、そのショウについての詳しい言及は見あたらず、キングの歌もヒット・チャートには入っていない。
[All Alone]All Alone アーヴィング・バーリンがレヴュー【Music Box Revue of 1924】に書いた曲で、そのレヴューではグレイス・ムーアとオスカー・ショー Oscar Shaw が歌った。
[Alexander’s Ragtime Band]Alexander’s Ragtime Band アーヴィング・バーリンの代表曲といえばまずこれがあがるといって間違いない、彼の最初の大ヒット曲である。この頃彼は歌うウエイターとして働いていて、もともと歌手だった彼は、1911年初めにフライアーズ・クラブのメンバーになり、年に一回のクラブの恒例のショウ【Frolic】に出演を依頼された。
[You Stepped Out of a Dream]You Stepped Out of a Dream ガス・カーン作詞、ネイスィオウ・ハーブ・ブラウン作曲で、1940年の作品だ。翌’41年にアーサー・フリードがプロデュースした映画『Ziegfeld Girls』に使われ、トニー・マーティンによって歌われた。
[Without a Song]Without a Song ヴィンセント・ユーマンズの書いた曲で、エドワード・エリスクとウィリアム・ロウズが作詞者に名を連ねた。ミュージカル【Great Day】に使われ、1929年に出版された曲である。