[Lover, Come Back to Me!]Lover, Come Back to Me! ジャズ・ファンにはよく知られた典型的なスタンダード曲で、ハマースタイン二世作詞、スィグマンド・ロンバーグ作曲で’28年のオペレッタ【The New Moon】に使われた曲だ。
[Lazy River]Lazy River ホウギィ・カーマイケルとスィドニィ・アロウディンが’31年につくった曲で、カーマイケル自身のオーケストラがレコーディングしている。これはその後ベニー・グッドマンとミルズ・ブラザーズのレコードがヒットした。
[In the Mood]In the Mood サックス奏者のジョウ・ガーランドが、トラディショナルなブルース・ナンバーのラインからメロディをとってつくったと言われる作品で、’39年にインストゥルメンタルとして発表されたものだ。
[I Loves You, Porgy]I Loves You, Porgy ジョージとアイラのガーシュウィン兄弟とデュボウス・ヘイワードがつくったフォーク・オペラ【Porgy and Bess】のなかの曲で、’35年の作品だ。なかではオーディションで選ばれた無名のトッド・ダンカン Todd Duncan、アン・ブラウン Anne Brown らがこれを歌った。
[I Know That You Know]I Know That You Know アン・コールドウェル作詞で、ヴィンセント・ユーマンズ作曲の’26年の曲で、ミュージカル【Oh, Please】に使われ、なかではベアトリス・リリィとチャールズ・パーセル Charles Purcell によって歌われた。
[High Society]High Society 大変よく知られたスタンダード曲で、ダン・スワン、アラン・コウプランド、モート・グリーンが’54年に書いたとクレディットされている。だがこの曲に関しては私には判らないことが多かった。
[For Once in My Life]For Once in My Life ロナルド・ミラー作詞、オーランド・マーデン作曲で’65年に作られた曲だが、’66年にトニー・ベネットが歌ってヒットし、さらに’68年にスティーヴィ・ワンダーが歌って大きなヒットとなった。
[Don’t Take Your Love from Me]Don’t Take Your Love from Me ヘンリィ・ニーモ作の’41年の曲で、映画、ミュージカルとは関係がない。最近はめっきり聴くことが少なくなってきた曲だが、’40年代、’50年代にはかなり多くの人に歌われた曲である。
[Don’t Fence Me In]Don’t Fence Me In コール・ポーター作の’44年のミュージカル映画『Hollywood Canteen』(Warner)に使われた曲で、そこではロイ・ロジャーズ Roy Rogers が歌った。