[Ain’t We Got Fun]Ain’t We Got Fun カーンとイーガンが作詞し、ホワイティングが作曲した’21年の曲で、ヴォードヴィルでジョージ・ワッツ George Watts が最初に歌った。
[You Don’t Know What Love Is]You Don’t Know What Love Is ドン・レイ、ジーン・ドポールがつくった曲で、’41年のミュージカル映画『Keep ’Em Flying』(Universal)に使われた。この映画は日本では凸凹でとおっているアボットとコステロ主演で、戦時中ゆえに彼らが空軍に入る話しだった。
[Wolverine Blues]Wolverine Blues ジェリー・ロウル・モートンの’23年の作品で、ベンジャミン・スパイクスとジョン・C・スパイクスが歌詞をつけている。最初のレコーディングは同年にインディアナ州リッチモンドのジネット Gennett というレーベルから出したモートン自身のレコードだ。
[Where Are You]Where Are You ハロルド・アダムソン作詞で、ジミー・マクヒュー作曲になる’36年の曲で、ミュージカル映画『Top of the Town』(Universal, ’37)に挿入使用された。この映画にはエラ・ロウガン、ガートルード・ニーセン、ジョージ・マーフィらが出演し、ニーセンがこれを歌った。
[What Is This Thing Called Love?]What Is This Thing Called Love? ’30年にクレディットされているが、コール・ポーターが’29年のロンドン・レヴュー【Wake Up and Dream】に書いた曲で、そのなかではエルスィ・カーライル Elsie Carlisle が歌った。
[Walkin’ My Baby Back Home]Walkin’ My Baby Back Home 映画、ミュージカルとは関係なく、ロイ・タークとフレッド・E・アーラートが’30年に書いた曲だ。最初に歌ったのはハリー・リッチマンで、楽譜によっては彼の名前がクレディットに入っている場合もあった。
[Violets for Your Furs]Violets for Your Furs トム・アデア作詞、マット・デニス作曲の’41年のバラードで、映画、ミュージカルとは関係ない。これはデニスがトミー・ドースィ楽団のアレンジャーとして同楽団に提供した曲の一つだ。
[Undecided]Undecided トランペットのチャーリィ(チャールズ)・シェイヴァーズが作曲し、スィドニー・ロビンが作詞した曲で、’39年にエラ・フィッツジェラルドの歌でチック・ウェブ楽団のレコードが売れてヒットした。
[That Old Black Magic]That Old Black Magic ジョニー・マーサー、ハロルド・アーレンの二人がつくった曲で、’42年の映画『Star Spangled Rhythm』(Paramount)に挿入使用された。それにはボブ・ホウプ、ビング・クロズビィ、ディック・パウエルらが出演し、この曲はジョニー・ジョンソンが歌い、またヴェラ・ゾリナが合わせて踊った。